普及版 字通 の解説
16画
[字訓] しもべ・けらい
[字形] 形声
声符は臺(だい)。〔方言、三〕に「農夫の醜なり。南楚にて、そ庸賤を罵りては、之れを田と謂ふ」とあり、〔広雅、釈詁一〕に「は臣なり」という。〔左伝、昭七年〕に「天に十日り、人に十等り」として、「王はを臣とし、は大夫を臣とし、大夫は士を臣とし、士は(さう)を臣とし、は輿(よ)を臣とし、輿は隷を臣とし、隷は僚を臣とし、僚は僕を臣とし、僕は臺を臣とす」とあって、臺は第十等、〔玉〕にこの文を引いて臺をに作る。奴僕の泛称として用いる。
[訓義]
1. しもべ、けらい。
2. みにくい、にぶい、おろか。
[熟語]
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[下接語]
重・田・輿
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報