たいだいし(読み)タイダイシ

デジタル大辞泉 「たいだいし」の意味・読み・例文・類語

たいだい・し

[形シク]あるまじきことだ。もってのほかだ。
「かく世の中の事をも思ほし捨てたるやうになりゆくは、いと―・しきわざなり」〈桐壺
[補説]「たぎたぎし」の音変化といわれるが未詳

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たいだいし」の意味・読み・例文・類語

たいだい‐

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 人の行為態度状態などが、あるまじく不都合なさまを非難し、嘆いていう。けしからぬことだ。もってのほかのことだ。あるまじく不都合なことだ。
    1. [初出の実例]「汝が持ちて侍るかぐや姫奉れ。顔かたちよしと聞こし召して、御使たびしかど、かひなく見えず成りにけり。かくたいだいしくやは習はすべき」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. 「いにしへは、げにおもなれて、あやしくたいだいしきまでなれさぶらひ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)行幸)

たいだいしの補助注記

中世以降、「退々」や「怠々」の字をあてて考えるようになっているが、これは単なるあて字であろうといわれる。

たいだいしの派生語

だいだいし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

たいだいしの派生語

だいだいし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む