タウヌス山地(読み)タウヌスさんち(その他表記)Taunus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タウヌス山地」の意味・わかりやすい解説

タウヌス山地
タウヌスさんち
Taunus

ドイツ中部,ヘッセン,ラインラントファルツ両州にまたがる山地。ライン川の東,マイン川の北,ラーン川の南に位置する。長さ約 75km,平均標高約 400m。ライン=マイン低地へ急傾斜。山地東部は最高点 879mで,自然公園となっている。ブドウクリアーモンドなどの栽培が行われ,ライン峡谷付近ではワインを産する。周辺部には多くの温泉,鉱泉が湧出し,バートナウハイム,バートホンブルクウィースバーデンなどの温泉保養地がある。ライン川左岸のフンスリュック山地との間に美しい峡谷を形成,有名なローレライの岩壁をみせている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android