タブラリウム(その他表記)tabularium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タブラリウム」の意味・わかりやすい解説

タブラリウム
tabularium

古代ローマ時代の記録庫。おもなものに,ローマ市カピトリヌス丘二つの頂の間に,隣接するサツルヌス金庫に関する書類を納めたタブラリウム(前78頃建設)があり,煉瓦の石段,ドーリス式の柱などが現存。このほかアウェンチヌス丘には平民会や元老院決議の記録庫があり,また神殿,税収関係の記録庫,属州,都市の記録庫が知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android