日本大百科全書(ニッポニカ) 「タンニネン」の意味・わかりやすい解説 タンニネンたんにねんOili Tanninen(1933― ) フィンランドの絵本・童話作家。本国とイタリアの美術学校でモザイクを学び、その技法を絵本に生かした。日本の折り紙をちぎって、単純な形と単色を組み合わせて貼絵(はりえ)にしたナンセンス絵本『ヌンヌ』シリーズでアンデルセン優良賞を3回受賞した。社会や家庭のできごとから着想を得て、思いやりをテーマにした明るくユーモラスな作品が多い。童話『ロボットのロムルスくん』(1968)など六作品が邦訳されている。[高橋静男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例