タンパク繊維(読み)たんぱくせんい(その他表記)protein fiber

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タンパク繊維」の意味・わかりやすい解説

タンパク繊維
たんぱくせんい
protein fiber

動物を原料とする天然繊維、たとえば羊毛や絹はタンパク質からなるタンパク繊維であるが、一般的には人造タンパク繊維を意味している。動植物中に存在するタンパク質のなかで繊維形成能をもつものを選び、普通は水酸化ナトリウムに溶解後、酸性水溶液中に押し出して凝固させて紡糸後、ホルムアルデヒドで処理して不溶化した再生繊維の一種である。トウモロコシタンパク、落花生タンパクや牛乳カゼインを原料としたものなど多くの研究があるが、食料との兼ね合いによる価格高や、製品性能にいまひとつ特徴のないことにより工業化されているものは少ない。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む