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再生繊維 さいせいせんい regenerated fibre

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

再生繊維
さいせいせんい
regenerated fibre

天然の高分子化合物を溶解して均一な溶液にし,これを再び繊維に形成したもの。パルプを原料にした再生セルロース繊維やカゼインや大豆の蛋白質を原料にした蛋白質系再生繊維などがあるが,工業的には前者のビスコースレーヨンおよび銅アンモニアレーヨンのみが生産されている。

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デジタル大辞泉の解説

さいせい‐せんい〔‐センヰ〕【再生繊維】

化学繊維の一。天然のセルロースなどからなる木材・綿・麻などを溶かしてつくった繊維。レーヨンベンベルグなどで、合成繊維とは区別される。

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百科事典マイペディアの解説

再生繊維【さいせいせんい】

天然の高分子物質を精製し,溶媒に溶解したのち紡糸して得られる繊維。組成は原料とする天然高分子物質とほとんど変わらない。パルプを原料とするセルロース系のもの(ビスコースレーヨン銅アンモニアレーヨンが代表的)と,牛乳・トウモロコシラッカセイなどのタンパク質を原料とするタンパク質系のもの(カゼイン繊維)に大別される。
→関連項目化学繊維レーヨン

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世界大百科事典 第2版の解説

さいせいせんい【再生繊維 regenerated fiber】

天然の繊維あるいは高分子をいったん溶解して細いノズルから紡糸して繊維としたものをいう。ビスコースレーヨン,銅アンモニアレーヨン,ポリノジックレーヨン,アルギネート繊維カゼイン繊維が代表的である。レーヨンはセルロース(繊維素)から成る木材パルプコットンリンターを原料とし,反応させ溶解後,元のセルロースに繊維の形で戻す。アルギネート繊維は,主としてスコットランドアイルランドでとれる赤紫色の海藻(コンブ類)を原料として作られる。

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大辞林 第三版の解説

さいせいせんい【再生繊維】

セルロースなどの天然高分子化合物を、化学的処理によって溶解し、これを細孔などから引き出して紡糸した化学繊維。パルプを原料とした銅アンモニア-レーヨンやビスコース-レーヨンなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

再生繊維
さいせいせんい
regenerated fiber

繊維を分類すると天然繊維化学繊維に大別されるが、化学繊維のうちの再生繊維は、天然に存在する繊維素(セルロース)、タンパク質などの天然高分子物質を、適当な溶媒に溶解させて紡糸したものである。または溶媒に可溶な天然高分子の誘導体にしてから紡糸したのち、化学処理によって元の高分子物質に変換した繊維をいう。前者の例として、繊維素を銅アンモニア溶液に溶かして水中に紡糸するキュプラ、後者には、繊維素を水酸化ナトリウム二硫化炭素で処理したものを、硫酸浴中に紡糸するビスコースレーヨンがある。紡糸したあと糸を適当に切断すればステープルファイバー(スフ)になり、紡糸浴での凝縮再生の際にスキン層の厚さを不均一にさせることによって、捲縮(けんしゅく)を発生させる。スキン層の厚いほうにとくにひずみがかかっているので、糸を切断して無緊張で温水に浸(つ)けると、スキン層の厚いほうが捲縮したスフになり、保温性がよくなる。以前はタンパク質のカゼインからつくられたカゼイン繊維などもつくられたことがある。[垣内 弘]

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世界大百科事典内の再生繊維の言及

【化学繊維】より

…人造繊維ともいうが,これは狭義には合成繊維を除いた人工的な繊維に使われる。化学繊維は,合成繊維,半合成繊維,再生繊維,無機繊維に分類される。表に化学繊維の分類を示す。…

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