天然繊維(読み)てんねんせんい(英語表記)natural fiber

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天然繊維
てんねんせんい
natural fiber

繊維のうち天然に産出するものをいう。古代から衣料として用いられていたのはいうまでもなく天然繊維であり、植物系のものでは木綿、亜麻(あま)、大麻(たいま)、マニラ麻などがあり、動物系のものは羊毛、モヘア、カシミヤ、ラクダ、アルパカのほかに家蚕や野蚕絹があり、鉱物系にアスベストがある。いずれも特徴をもち古くから衣料用として重宝されてきた。

[垣内 弘]

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化学辞典 第2版の解説

天然繊維
テンネンセンイ
natural fiber

植物,動物,鉱物などの天然資源をもとにした繊維の総称.植物繊維には,綿などの種子毛繊維,麻などの靱皮繊維,バナナなどの葉繊維,ヤシなどの果実繊維がある.動物繊維には,羊毛などの獣毛繊維,蚕などの絹繊維,鳥羽毛などの羽毛繊維がある.鉱物繊維としてアスベストなどの石綿がある.ここで,綿,羊毛,絹は三大天然繊維とよばれている.[別用語参照]化学繊維セルロース繊維

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

てんねん‐せんい ‥センヰ【天然繊維】

〘名〙 紡織繊維のうち、天然に産出するものをいう。羊毛・絹などの蛋白繊維、木綿・麻などのセルロース繊維、アスベストなどの鉱物繊維に分けられる。〔児童物理化学物語(1928)〕

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世界大百科事典内の天然繊維の言及

【繊維】より

…そのほかにも特徴をもつ合成繊維が数多く生産されている。
[繊維の分類]
 繊維はその生成過程で分ければ天然繊維と人造繊維に大別され,それはさらに表1のように分類される。鉱物繊維と人造無機繊維を除いて,繊維はすべて高分子化合物でできている。…

※「天然繊維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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