食料(読み)しょくりょう

精選版 日本国語大辞典「食料」の解説

しょく‐りょう ‥レウ【食料】

〘名〙
食物原材料食用にするもの。また、食べ物食料品。じきりょう。
正倉院文書‐天平二年(730)大倭国正税帳「祝三人起正月一日七月卅日、合二百卅七箇日食料、二百八十四束四把人別二把」
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「がって食料(ショクリャウ)を調し衆庶健康の体を保つに至る」 〔魏書‐高恭之伝〕
② 食事の代金。毎日の食事の代価。まかない料。食費。じきりょう。
当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉五「叔父の所へ三円の食料を入れて湯銭髭剃の小遣が一円」
[補注]挙例の「正倉院文書」は、ジキレウ、ジキノレウなどの読みも考えられ、どう読んだかは明らかではない。

くい‐りょう くひレウ【食料】

〘名〙
① 食物とする材料。たべもの。くいもの。しょくりょう。
※咄本・吟咄川(1773)ゐんきょ「『此菜はどうなされます』『みなわしがくひ料(リャウ)でござる』」
② 食物の代金。食費。くいしろ。くいぶち。
※相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉力士の階級と給金「力士の普通の給金は至って軽少なもので此だけでは先ほんの喰料(クヒレウ)にも足りない位」

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デジタル大辞泉「食料」の解説

しょく‐りょう〔‐レウ〕【食料】

食用にする物。食べ物。
食事の費用。また、生活費。
「宿銭―の借り越しこそあれ」〈露伴・いさなとり〉

くい‐りょう〔くひレウ〕【食(い)料】

食物にするもの。食べ物。
食費。食い扶持(ぶち)。

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世界大百科事典内の食料の言及

【食品】より

…一般的には〈有害物を含まず,栄養素を1種類以上含んでいる天然物あるいは人工的に加工したもので,食用に供されるもの〉と定義される。類似のことばに食糧,食料,食物あるいは食べ物などがあるが,食糧あるいは食料というと,生産面を重視し,食品あるいは食物は消費面を重視したときに用いられるのが通例である。また食物については,〈食品と嗜好(しこう)品とを適当に配合して,そのまま食べられるように加工,調理したもの〉と定義して,食品と区別して扱うこともあるが,これらのいずれの語も,相互に本質的な相違があるわけではない。…

※「食料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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