精選版 日本国語大辞典 「食料」の意味・読み・例文・類語
しょく‐りょう ‥レウ【食料】
〘名〙
※正倉院文書‐天平二年(730)大倭国正税帳「祝三人起二正月一日一尽二七月卅日一、合二百卅七箇日食料、二百八十四束四把人別二把」
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「従がって食料(ショクリャウ)を調し衆庶健康の体を保つに至る」 〔魏書‐高恭之伝〕
[補注]挙例の「正倉院文書」は、ジキレウ、ジキノレウなどの読みも考えられ、どう読んだかは明らかではない。
くい‐りょう くひレウ【食料】
〘名〙
① 食物とする材料。たべもの。くいもの。しょくりょう。
※咄本・吟咄川(1773)ゐんきょ「『此菜はどうなされます』『みなわしがくひ料(リャウ)でござる』」
② 食物の代金。食費。くいしろ。くいぶち。
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