ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 ターリク・イブン・ジヤードṬāriq ibn Ziyād 8世紀初頭にスペインを征服したイスラム軍指揮者。イスラム軍北アフリカ総督ムーサー・イブン・ヌサイルの解放奴隷で,彼の命を受け,主としてベルベル人から成る 7000の軍を率いて 711年スペインに上陸した。上陸地点は彼の名にちなみ,ターリクの丘 (ジャバル・アッターリク,のちになまってジブラルタル) と名づけられた。同年援軍を得て1万 2000に達したイスラム軍を指揮し,西ゴートのロデリック王の大軍を破り,進んでコルドバ,トレドなどの都市を落し,翌年にはムーサーを迎えてさらに北進した。ムーサーとともに戦勝報告のため首都ダマスカスに戻ったが,ウマイヤ朝は彼とムーサーを冷遇した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by