た弱い(読み)たよわい

精選版 日本国語大辞典 「た弱い」の意味・読み・例文・類語

た‐よわ・い【た弱】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]たよわ・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「た」は接頭語 ) かよわい。弱い。一説に、手の力が弱いの意とも。たゆわい。
    1. [初出の実例]「石戸(いわと)割る手力もがも手弱寸(たよわき)女にしあれば術(すべ)の知らなく」(出典万葉集(8C後)三・四一九)
    2. 「足もたよはくなる中風やみ かひ置しうづらや籠を秋の暮」(出典:俳諧・犬子集(1633)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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