法則の辞典 の解説 ダイソン‐レーナルト‐リープの定理【Dyson-Lenard-Lieb theorem】 電子と原子核との集まりは,量子力学的な諸効果のために,正負両電荷間に引力が働いても,つぶれて一点に帰すことはないという定理. 質量 m,電荷 -e をもち,q 個の内部状態をもつ同種のフェルミオン(電子など)N 個と,電荷 z0e をもつ N+ 個の粒子(つまり原子核,a=1,2. 3,…,N+)とからなる系の量子力学的エネルギーは下に有限であり となる.ここで,K0=(3/5)(6π2)2/3,κ=4π/1.83である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報