ダストガ(その他表記)dastgâh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダストガ」の意味・わかりやすい解説

ダストガ
dastgâh

イランの古典音楽における基本音階で,アラブやトルコ音楽のマカームに相当する。ダストガからできる旋法をマカームとかアーバーズという。それぞれのダストガには決った旋律型があるが,旋律型をグーシェという。各ダストガは固有の音階をもち (その多くがイラン独特のほぼ4分の3音の音程を含む) ,それに基づきながらそれぞれ異なった情緒と名前をもつさまざまな旋律型グーシェの集積から成る。グーシェのなかには別の音階によるものも含まれる (つまり転調) が,必ずその帰属するダストガの基本音階へ復帰して終止する。今日の理論では,シュール,マーフール,ホマーユーン,セガー,チャハールガー,ラーストパンジュガー,ナバー,アブー・アター,バイヤーテ・トルク,アフシャーリー,ダシュティー,バイヤーテ・エスファハーンの 12のダストガに整理される。

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