だんない(読み)ダンナイ

デジタル大辞泉 「だんない」の意味・読み・例文・類語

だん‐な・い

[形]《「だいじな(大事無)い」の音変化か。近世上方語》大したことはない。支障ない。かまわない。
「どしても―・いが、とるにしくはないさかい」〈滑・膝栗毛・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だんない」の意味・読み・例文・類語

だん‐な・い

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「だいじない(大事無)」の変化した語か ) かまわない。さしつかえない。何ともない。苦しくない。大した事はない。〔かた言(1650)〕
    1. [初出の実例]「『かやうの物は、あがりましてもくるしう御ざりませぬ』『だんないか、一つくをふに』」(出典:狂言記・柿売(1660))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android