知恵蔵mini 「チェシャ猫」の解説 チェシャ猫 ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』に登場する架空の猫の名前。耳まで届く大きなニヤニヤ笑いを常に浮かべており、人語を話し、体が消えたり現れたりする。1865年に登場して以来現在に至るまで、本書を元にした映画やマンガなどでは欠かせないキャラクターであり、他作品でもパロディー化されて登場するなど、世界的に有名な猫である。また、本書の第6章「豚とコショウ」に登場した折は、体が消えていき笑いだけが残る「猫のない笑い」となったが、この場面は物理学や論理学、心理学ほかにおける寓話・解説例などとして盛んに取り上げられている。 (2013-3-19) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報