ちゃんぎり(読み)チャンギリ

デジタル大辞泉 「ちゃんぎり」の意味・読み・例文・類語

ちゃん‐ぎり

摺鉦すりがね。また、その音。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちゃんぎり」の意味・読み・例文・類語

ちゃん‐ぎり

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙(かね)などをたたいたりこすったりして出す音を表わす語。ちゃんぎりしっきり。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. 金属製の円蓋(えんがい)状の鉦。直径約一〇センチメートル。先端球状の鹿の角のついたばちで、するように打って鳴らす。下座音楽や祭礼囃子に用いる。当り鉦。摺鉦
      1. [初出の実例]「笛の声々ひゃりらり練衆(ねりしう)、ちゃんぎり四季の花紅葉」(出典浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)五)
    2. 鉦の音。
      1. [初出の実例]「はやし立てなけやちゃんきり子規の声〈三吉〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)二)

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