ちゅう度(読み)チュウド

化学辞典 第2版 「ちゅう度」の解説

ちゅう度
チュウド
consistency

ちゅう性,軟度,コンシステンシーともいう.グリースペトロラタムせっけんバターなどの非常に粘度の高い液体や固体の見掛けの硬さで,これらの物体にせん断が加えられるとき,形の永久変化に抵抗するような性質をいう.グリースやペトロラタムなどのちゅう度は,規定の円すいを試料表面に垂直に落とし,5秒間で貫入した深さ(mm)の10倍の値で表す.グリースの場合,せん断を与えるとちゅう度が低下することから,一定のかきまぜを行った後にちゅう度で測定する.これを混和ちゅう度という.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報