ペトロラタム

化学辞典 第2版「ペトロラタム」の解説

ペトロラタム
ペトロラタム
petrolatum

半固体状の石油ろうで,パラフィン基原油の減圧蒸留残油を溶剤脱ろうおよび遠心分離すると得られる.微晶性の高分子イソパラフィン混合物が油分中にコロイド状に分散したものと考えられている.硫酸洗浄,白土処理などによって精製し,精製度により暗緑色から白色までの各種の製品があり,高度に精製した白色製品はワセリンとよばれる.軟膏,化粧品,潤滑剤,さび止め剤などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典「ペトロラタム」の解説

ペトロラタム

〘名〙 (petrolatum) 石油からとれる高粘度の蝋。グリース、カーボン紙などに使用。精製するとワセリンになる。

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百科事典マイペディア「ペトロラタム」の解説

ペトロラタム

石油の潤滑油留分を溶剤脱して得られる軟質の非〜微結晶性のワックスに,潤滑油の重質留分を練り合わせて作った半固体状混合物。精製の低いものは緑色で,これを硫酸洗浄および白土仕上げすると赤から黄色となり,防錆(ぼうせい)用に用いられる。高度に精製した白色のものはワセリンといい,化粧用,医薬用軟膏原料。

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世界大百科事典 第2版「ペトロラタム」の解説

ペトロラタム【petrolatum】

石油の潤滑油留分を溶剤脱蠟して得られる軟質の非結晶性または微結晶性のワックスに,潤滑油の重質留分を練り合わせた半固体状混合物。用途は,軟膏など医薬用(ワセリン),またさび止め剤がおもなものである。精製度の低いものは緑色で一般に青ペトと呼ばれ,白土処理したものは淡褐色で赤ペトといい,さらに高度に精製すると無色に近くなる。JISでは色によって1~4号に分類している。【冨永 博夫】

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