チュール刺しゅう(読み)ちゅーるししゅう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チュール刺しゅう」の意味・わかりやすい解説

チュール刺しゅう
ちゅーるししゅう

チュール地に刺しゅうをして、透けた部分と、刺しゅうで埋めた部分との光と影の効果を生かしたもの。白糸で刺したり色彩豊かな糸で刺したり、また、金銀糸を使った豪華なものもある。

[木村鞠子]

由来

この刺しゅうに使う布地は、フランスの都市、チュール市で最初につくられたためにチュールの名がある。古くはスペインで、ボビンレースでつくられたチュール地に刺しゅうされたマンテリアがあったが、18世紀初期に機械製のチュールができてからは、スペインのマンテリア、イギリスのリメリック、チュール刺しゅうなどが有名である。

[木村鞠子]

使われるステッチ

アウトラインステッチ、ダーニングステッチ、サテンステッチ、チェーンステッチ、ランニングステッチなど。

[木村鞠子]

用途

服飾(花嫁のヘッド・ドレス、カラー、カフス、ヨーク、ストール)、小物類、室内装飾品(カーテン、テーブルセンター、ピアノ掛けなど)。

[木村鞠子]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む