チラウン(読み)チラウン(その他表記)Chila`un

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チラウン」の意味・わかりやすい解説

チラウン(赤老温)
チラウン
Chila`un

モンゴル帝国建国の功臣。モンゴル系のスルドス (速勒都思) 氏の人。初めタイチュート族の家人であったとき,その捕虜となった若年チンギス・ハン脱走を父のソルカン・シラや弟とともに助け,のちチンギス・ハンがタイチュートを攻略したとき来降。以来ナイマン (乃蛮) 部との戦いなどに功を立てて4傑の一人と称され,モンゴル帝国成立後,父や弟とともにダルハン (荅剌罕)の資格を許され,のち父を襲って千戸長となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 ダルハン

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む