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捕虜 ほりょ prisoner of war

翻訳|prisoner of war

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

捕虜
ほりょ
prisoner of war

戦時に敵に捕えられた者のうち国際法上一定の要件,すなわち正規軍に属する戦闘員,非戦闘員交戦資格をそなえた民兵隊,群民蜂起の構成員,元首,大臣,外交使節などに該当するもの。平和的人民は原則として捕虜にはされない。

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デジタル大辞泉の解説

ほ‐りょ【捕虜】

戦争などで敵に捕らえられた人。とりこ。俘虜(ふりょ)。

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百科事典マイペディアの解説

捕虜【ほりょ】

戦争や武力紛争に際し,敵国に捕らえられ,その権力内に陥った軍事要員。1949年のジュネーブ条約赤十字条約)でその身分・待遇が定められている。これによれば,戦闘員・非戦闘員(政治的要人・従軍記者等も含む)を問わないが,一般人民は対象とされない。
→関連項目戦闘員

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世界大百科事典 第2版の解説

ほりょ【捕虜】

一般に,戦争において敵の権力内におちいった者の総称であり,国際法上その資格要件と待遇が定められている。もっとも,交戦国による捕虜の取扱いは大きく変遷してきた。近代以前の戦争において,捕虜は殺害されあるいは奴隷となり,17世紀になると捕虜交換や身代金制度が始まった。18世紀にはフランス革命を契機に,当時の人権思想に基づいて捕虜に一定の人道的待遇を与えることが要求された。この要求は近代国家における国民軍制度の採用によって強まったが,19世紀後半以来不正規兵の戦闘参加の増大につれ,交戦者資格ないし捕虜資格の要件を満たした者のみに捕虜待遇が与えられることになった。

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大辞林 第三版の解説

ほりょ【捕虜】

戦争などで敵に捕らえられた者。国際法上の捕虜には、赤十字条約に従い、人道的な待遇が与えられる。俘虜(ふりよ)。 → 赤十字条約

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

捕虜
ほりょ
prisoner of war

捕虜とは、戦争において敵の権力内に陥った者をさすが、捕虜待遇を与えられるための資格要件は国際法によって定められている。1899年ハーグ陸戦規則(1907年改定)、1929年ジュネーブ捕虜条約(1949年改定)、1949年捕虜条約を含む1949年ジュネーブ諸条約に対する1977年第一追加議定書によって捕虜資格要件は漸次緩和され、今日では国家の正規軍・不正規軍構成員のほか、民族解放戦争において民族自決のために闘う戦闘員にも捕虜待遇を受ける資格が認められてきている。また、軍隊構成員ではないが、従軍記者や需品供給者など許可を得て軍隊に随伴する者、商船や民間航空機の乗組員で敵の権力内に陥り他の国際法規定によっていっそう有利な待遇を受けない者にも同様に捕虜待遇が与えられる。捕虜の取扱いもフランス革命以来人権思想に基づく人道的待遇が要求され、上記の捕虜条約には詳細な保護規定が置かれている。それによれば、捕虜の一般的保護の基礎にある原則として、捕虜はこれを捕らえた個人または部隊の権力内にあるのではなく、抑留国が捕虜待遇について責任を負う。捕虜の保護内容としては、人道的待遇、健康に重大な危険を及ぼす行為の禁止、暴行・脅迫ならびに侮辱や公衆の好奇心からの保護などがあげられる。抑留国は捕虜につきその本国に通知し、その家族や中央捕虜情報局への通知票送付を認めねばならず、敵対行為終了後は捕虜を遅滞なく解放しかつ送還しなければならない。[藤田久一]

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世界大百科事典内の捕虜の言及

【生捕り】より

…戦場において敵の将兵を生かしたままでとらえ捕虜にすることで,生虜あるいは生獲ともいった。捕虜は事後殺される場合が多いが,その処遇の仕方は生捕りされた者の地位や事情で異なる。…

【ゲリラ】より

… なお国際法上,捕らえられたゲリラの取扱いが問題となる。第2次大戦中のレジスタンス運動の経験から,1949年の捕虜の待遇に関するジュネーブ条約は,義勇隊や民兵隊に要求されるのと同じ条件を満たす〈組織的抵抗運動団体〉の構成員に対しては捕虜待遇を認めた。しかし,その条件を満たすことはゲリラの場合には不可能に近いため,現在の国際法の下では,捕らえられたゲリラは戦時犯罪として処罰を免れえない。…

【戦闘員・非戦闘員】より

…戦闘員は敵対行為に直接参加する権利を有する。そのため逆に,戦闘員は敵の攻撃対象とされうるが,傷病や投降により戦闘外におかれた場合には一定の保護が与えられ,敵の権力内に陥った場合には捕虜となる。他方,非戦闘員はおもに交戦国の文民・一般住民であるが,戦闘員以外の国民のすべてを指し,さらに自国に在留する外国人(中立国および相手交戦国国民を含む)をも含む。…

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