ちらつかせる(読み)チラツカセル

デジタル大辞泉 「ちらつかせる」の意味・読み・例文・類語

ちらつか・せる

[動サ下一][文]ちらつか・す[サ下二]
おどしたり、気を引いたりするために、ちらちらと見せる。「刃物を―・せる」「現金を―・せる」
それとなくほのめかす。「自慢話を―・せる」
雪などをちらちら降らせる。「小雪を―・せる空模様

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちらつかせる」の意味・読み・例文・類語

ちら‐つか・せる

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ちらつか・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. ちらりちらりと見せる。ちょっと見せては引っ込める。「ナイフをちらつかせて脅す」「札束をちらつかせる」
    1. [初出の実例]「陰険な眼付きをちらつかせたりした」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
  3. それとなく気づかせる。ほのめかす。「別れ話をちらつかせる」

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