チリダテス2世(読み)チリダテスにせい[こだいイラン](その他表記)Tiridates II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チリダテス2世」の意味・わかりやすい解説

チリダテス2世[古代イラン]
チリダテスにせい[こだいイラン]
Tiridates II

アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 30頃~25) 。前 32年頃反乱を起し,一時フラーテス4世にスキタイへの避難を強いたが,やがてフラーテスによって破られ,シリアへ逃れた。その後ローマオクタウィアヌス援助もとに前 26年と前 25年の2回,クテシフォンに進撃したが結局不成功に終った。

チリダテス2世[アルメニア]
チリダテスにせい[アルメニア]
Tiridates II

アルメニア王 (在位 217~238頃) 。ホスロフ大王とも呼ばれる。ローマ皇帝マクリヌスにアルメニア王を承認され,治世中ペルシアに興ったササン朝と戦ったが,ペルシア人に暗殺された。

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