ツィムリャンスク湖(読み)つぃむりゃんすくこ(その他表記)Цимлянское Водохранилище/Tsimlyanskoe Vodohranilishche

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツィムリャンスク湖」の意味・わかりやすい解説

ツィムリャンスク湖
つぃむりゃんすくこ
Цимлянское Водохранилище/Tsimlyanskoe Vodohranilishche

ロシア連邦ロストフ州とボルゴグラード州にまたがる人造湖。ロシア語名は「ツィムリャンスク貯水池」の意。ドン川下流部にあり、ボルガ・ドン運河の工事に伴って1952~55年に完成、出現した。長さ260キロメートル、最大幅38キロメートル、面積2700平方キロメートル。貯水量23.9立方キロメートル、平均水深8.8メートル。1951年完成のツィムリャンスク水力発電所は出力16万キロワット。貯水池の水により2万6000平方キロメートルの土地灌漑(かんがい)する。沿岸カラチ・ナ・ドヌー、ツィムリャンスク、ボルゴドンスクの諸都市がある。

[須長博明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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