ツボミゴケ

改訂新版 世界大百科事典 「ツボミゴケ」の意味・わかりやすい解説

ツボミゴケ

苔類のツボミゴケ科ツボミゴケ属Jungermanniaの総称。世界に約200種,うち日本に約30種ある。湿った土上,岩上や水中などに生育する。葉は全縁で,茎に2列につき瓦状に重なり,腹葉はない。花被は口が狭く,つぼみ状を呈する。オオホウキゴケJ.infusca(Mitt.)Steph.は本州以南の各地に普通に産し,崖や土手などに群生する。チャツボゴケJ.vulcanicola(Schiffn.)Steph.は温泉の付近に多く,硫黄を含んだ水中に黄緑色~赤褐色の大群落をつくる。イナワシロツボミゴケJ.nipponica(Sak.et Takah.)Hatt.は水中に生じ,猪苗代湖ではまれにマリゴケをつくる。Jungermanniaリンネのつくった属で,19世紀中ごろまでは茎と葉の分化した苔類(今日のウロコゴケ目Jungermanniales)の大部分の種がこの属に入れられていた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 北川

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む