ツーチン山(読み)ツーチンさん(その他表記)Zijin shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツーチン山」の意味・わかりやすい解説

ツーチン(紫金)山
ツーチンさん
Zijin shan

チョン (鐘) 山とも呼ばれる。中国東部,チヤンスー (江蘇) 省南西部,ナンキン (南京) 市の北東郊にある山。標高 460m。古くからナンキンの東を守る要地となっていた。現在は風致地区で,東麓に梁代の霊谷寺,南麓に明の太祖をまつる明孝陵と孫文をまつる中山陵がある。山頂にあるツーチン天文台には近代的な設備のほか,古代の天文器具が保存されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android