日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティオンビル」の意味・わかりやすい解説 ティオンビルてぃおんびるThionville フランス北東部、モーゼル県の副県都。メスの北約29キロメートル、ルクセンブルクとの国境に近いモーゼル川沿いに位置する。人口4万0907(1999)。道路、鉄道の要衝で、運河化されたモーゼル川に港がある。ロレーヌ地方における鉄鋼業の中心地の一つ。車両、鉛管類、セメントなどの工業もある。1870~1919年はドイツ領で、ディーデンホーフェンDiedenhofenとよばれていた。13世紀のルクセンブルク伯爵の城跡がある。[大嶽幸彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例