普及版 字通 の解説
17画
[字訓] なぐ・のぞく・そる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は雉(ち)。〔説文〕一下に「艸を除くなり」とあり、〔周礼、秋官、氏〕は草を殺すことを掌る。〔礼記、月令〕に、季夏に草を焼することがしるされている。髪は仏教の用語。髪を切ることは(てい)といった。
[訓義]
1. なぐ、草をきる、草をかる。
2. のぞく、とる。
3. そる、髪をそる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 カル 〔立〕 イコフ・カル・ハラフ
[語系]
・剃thyei、()thyekは声義近く、草や髪などをかりとることをいう。髢dyekはその髪をかもじに作る意。夷jieiは人をみな殺しにする夷滅の意があり、みな同系の語である。
[熟語]
器▶・工▶・染▶・度▶・髪▶・滅▶
[下接語]
耘・刊・・・斬・翦
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報