テウトニ人(読み)てうとにじん(その他表記)Teutoni

日本大百科全書(ニッポニカ) 「テウトニ人」の意味・わかりやすい解説

テウトニ人
てうとにじん
Teutoni

ゲルマン人一派チュートン人ともいう。ユトランド半島西部、エルベ川の河口地方に住んでいたが、キンブリ人とともに南下し、ローマ領内のガリアに侵入しようとして、紀元前102年、南フランスのアクアエ・セクスティアエでローマの将軍マリウスに敗れた。なお、カエサルがガリアで破ったアドゥアトゥキ人は、キンブリ・テウトニ人の後裔(こうえい)とみられる。のち、ラテン詩人には、ゲルマン人の同義語を意味することになった。

[長谷川博隆]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む