普及版 字通 「テツ・つづる・つらねる」の読み・字形・画数・意味
8画
[字訓] つづる・つらねる
[説文解字]
[字形] 象形
紐(ひも)を綴り連ねる形に象る。綴(てつ)の初文。〔説文〕十四下に「綴り聯(つら)ぬるなり。象形」、〔玉〕に「ぬるなり」とする。卜文にその繁縟な形のものがみえる。〔淮南子、人間訓〕に「人の思ひは脩(なが)く、愚人の思ひは(みじか)し」とあるのは、つづれたものの意であろう。は短い糸を連綴することで、声の字に・など「短し」と訓するものが多い。
[訓義]
1. つづる、つらねる。
2. みじかい、みじかいものをつづる。
[古辞書の訓]
〔立〕 ツラヌ
[声系]
〔説文〕に声として啜・・・・輟・綴など十六字を収め、は拾取、は〔一切経音義、四〕に「短气の貌なり」という。
[語系]
・綴・・・・錣tiuatは同声。また啜・thjiuatも声が近く、すすり飲む意。錣(てつ)は甲札、しころをいう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報