繁縟(読み)ハンジョク

デジタル大辞泉 「繁縟」の意味・読み・例文・類語

はん‐じょく【繁×縟】

種々様々のいろどり。
繁文縟礼はんぶんじょくれい」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「繁縟」の意味・読み・例文・類語

はん‐じょく【繁縟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 種々様々の色彩。ひんぱんに色どりがあること。
    1. [初出の実例]「末俗 工を競ふ 繁縟(ハンジョク)の体、千秋精意 誰と与に論ぜん」(出典運命(1919)〈幸田露伴〉)
    2. [その他の文献]〔曹植‐七啓〕
  3. はんぶんじょくれい(繁文縟礼)」の略。
    1. [初出の実例]「言葉の空虚、形式の繁褥(ハンジョク)、ロマンチックな根調」(出典:東京の三十年(1917)〈田山花袋〉白鳥氏と秋江氏)

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普及版 字通 「繁縟」の読み・字形・画数・意味

【繁縟】はんじよく

繁密でくだくだしい。〔文心雕竜、議対〕は辨(べんけつ)(明晰簡潔)を以て能と爲し、縟を以て巧と爲さず。

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