テディ・ベア(読み)テディベア

百科事典マイペディア 「テディ・ベア」の意味・わかりやすい解説

テディ・ベア

熊のぬいぐるみのこと。名は米国大統領T.ローズベルト愛称にちなむ。1902年同大統領が熊狩りに出かけた際,とりおさえられた子熊を撃つに忍びず,狩りをやめたというエピソード新聞に掲載されると,これにちなんで〈テディ〉の名を冠した熊のぬいぐるみが人気となった。以降,アメリカン・アイディール・アンド・ノベルティ・トイ社やドイツのシュタイフ社など多くのおもちゃメーカーが大量生産を始めた。収集家,制作家も多く,世界中でひろく愛されている。

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とっさの日本語便利帳 「テディ・ベア」の解説

テディベア

セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt。一八五八~一九一九)▼米国第二六代大統領。愛称のテディで国民に親しまれ、マッキンリー大統領(一九〇一年暗殺)の後任として就任する以前から軍人探検家、狩猟家として著名であった。狩猟中に褐色の子熊を見逃してやったというエピソードがワシントン・ポスト紙の漫画でよく知られていたため、世間は彼が大統領になって間もなく、当時人気があった子熊のぬいぐるみに彼の愛称の名を付けた。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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