最新 地学事典 「テルネボーム石」の解説
テルネボームせき
テルネボーム石
törnebohmite-(Ce)
化学組成Ce2Al(SiO4)2(OH)の鉱物。単斜晶系,空間群P21/c,格子定数a0.7383nm, b0.5673, c1.6937, β112.04°,単位格子中4分子含む。比重4.94,硬度4.5。オリーブ緑~緑色,二軸性正,2V小角,屈折率α1.845, β1.852, γ1.878,多色性に特徴あり,X淡紅~黄緑,Y青緑,Z鮮淡紅。粒状結晶としてスウェーデンのBastnäsからセライト,バストネス石とともに産出。セライトとは光学特性が異なる。スウェーデン地質調査所所長A.E.Törnebohm(1838~1911)にちなみ命名。AlO4(OH)2八面体から構成される鎖状構造と,これに頂点共有するSiO4四面体が結晶構造の骨格をなし,希土類元素はこの間に位置して骨格構造同士を結合。フルノー石と同構造。希土類元素のうちランタンを最も多く含むランタンテルネボーム石も知られる。
執筆者:嶋崎 吉彦・宮脇 律郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

