テーンガライ(その他表記)Teṅgalai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テーンガライ」の意味・わかりやすい解説

テーンガライ
Teṅgalai

ヒンドゥー教一派ラーマーヌジャの唱えた制限不二論を信奉する者たちが,13世紀頃に南インドで新たに興した。彼らは俗語で著述し,民衆的ではあったが,最高神の恩寵を強調するあまり,悪行をも恐れないような傾向をさえ生じた。これに対して北インドのラーマーヌジャの一派をバダガライと称する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android