共同通信ニュース用語解説 「ディオバン研究論文問題」の解説
ディオバン研究論文問題
製薬会社「ノバルティスファーマ」が扱う降圧剤ディオバンについて、京都府立医大など5大学が行った臨床研究論文にデータ操作問題が浮上し、2012年以降、論文が相次いで撤回された。ノ社は計約11億円の奨学寄付金を5大学に提供、ディオバンに有利な内容の論文を広告に利用したとされる。ノ社と元社員は改ざんしたデータを論文に使わせたとして薬事法(現医薬品医療機器法)違反(誇大広告)の罪に問われたが、東京地裁が17年3月、無罪判決を言い渡し、東京地検が控訴した。
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