ディプレッション型MOSトランジスタ(読み)ディプレッションがたモストランジスタ(その他表記)depletion type MOS transistor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ディプレッション型MOSトランジスタ
ディプレッションがたモストランジスタ
depletion type MOS transistor

MOS電界効果トランジスタのうち,ゲート電圧が0の場合にもすでにチャネルが存在し,ドレイン電流が流れる型のものをいう。nチャネルの場合にはゲートに負バイアスを,pチャネルの場合には正バイアスを印加すると,チャネルの一部からキャリアがなくなり,チャネルの厚さが減じて伝導にあずかるキャリアの数が減るので,ドレイン電流が減少する。このようにゲートバイアスによってドレイン電流が減少する動作状態はディプレッション・モードと呼ばれる。ゲートバイアスの極性を逆にするとドレイン電流は増加する。ディプレッション型とエンハンスメント型は,MOS構造の酸化膜の性質あるいはチャネル部分の半導体の不純物密度などを制御することによりつくり分けられている (→エンハンスメント型 MOSトランジスタ ) 。

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