日本大百科全書(ニッポニカ) 「デス・バリー」の意味・わかりやすい解説
デス・バリー
ですばりー
Death Valley
アメリカ合衆国、カリフォルニア州南東部、シエラ・ネバダ山脈の東方に北西―南東方向で横たわる構造的な凹地。長さ220キロメートル、幅6~25キロメートル。日本では「死の谷」の名で知られている。海面下85メートルと北米大陸でもっとも低く、グレート・ベースンの一部をなす。大部分が砂漠となっており、砂丘がよく発達している。年降水量は60ミリメートル程度。夏には気温が58.3℃に達したことがあり、世界でもっとも暑い場所の一つである。現在は観光地となっているが、旅行者が猛暑のため遭難することがある。1933年に国定記念公園に指定された。
[鶴見英策]
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