ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デソルナメンタド様式」の意味・わかりやすい解説 デソルナメンタド様式デソルナメンタドようしきDesornamentado style 16世紀後半,スペインで行われたルネサンス建築様式。当時の王フェリペ2世の趣味を反映して無装飾であることからこの名がある。代表的建築家 J.エレラの名を取ってエレラ様式とも呼ばれる。フェリペ2世の命によってエレラが建てたエルエスコリアル修道院 (1563~84) が代表的作品。これは,灰色の花崗岩の壁面によって構成され,中央玄関のドーリス式半円柱以外はまったくの無装飾。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by