デマック(その他表記)Demak

改訂新版 世界大百科事典 「デマック」の意味・わかりやすい解説

デマック
Demak

インドネシア,中部ジャワ北岸の港市。ジャワで最も早くイスラム化の波が及んだ所で,15世紀後半にあるムスリム華僑がこの町を建設したと伝えられる。その息子はポルトガル史料にロディムの名で現れ,1504年ころ死に,その後継者トレンガナがデマック王国を東西に発展させ,27年ころ東部ジャワの大国マジャパイトを滅亡させた。そして西部ジャワではバンテンおよびチェリボン両王国の勢力増大を助け,ジャワ北岸一帯にイスラムを普及させた。また東方に対しては27年にトゥバンを征服し,以後45年までの間に東部ジャワのかなりの部分を占領した。しかし46年ころにトレンガナ王が死亡し,1604年には新興マタラム・イスラム王国に首都を占領されて滅亡した。1746年にはオランダ東インド会社(1800年以後はオランダ東インド政庁)の直轄領となった。1900-02年ころ大飢饉に襲われ,多数の死者が出た。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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