日本大百科全書(ニッポニカ) 「デュ・フェイ」の意味・わかりやすい解説 デュ・フェイでゅふぇいCharles-François de Cisternay Du Fay(1698―1739) フランスの物理学者。パリに生まれる。初め軍隊に籍を置いたが、その後科学者に転じ、リン光、磁石、電気などの研究に従う。1733年、電気には2種の別があることを発見、それぞれガラス電気、樹脂電気と名づけ、同種電気の帯電体間の斥力(せきりょく)と異種電気の帯電体間の引力の存在を確証した。これを基礎に電気の二流体説が生まれた。パリ王立植物園の管理者としても活躍したが、1739年7月16日、40歳の若さで天然痘のためパリで死去した。[井上隆義][参照項目] | 電気 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例