斥力(読み)セキリョク

デジタル大辞泉 「斥力」の意味・読み・例文・類語

せき‐りょく【斥力】

二つ物体間で互いにしりぞけ合うように働く力。反発力。⇔引力
[類語]パワー引力万有引力重力無重力無重量揚力浮力動力推力惰力弾力表面張力向心力求心力遠心力水力火力風力原子力電力磁力

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精選版 日本国語大辞典 「斥力」の意味・読み・例文・類語

せき‐りょく【斥力】

  1. 〘 名詞 〙 二つの物体が互いにしりぞけあう力。同種電気や同種の磁気を帯びた物体間に働く。反撥力。〔工学字彙(1886)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斥力」の意味・わかりやすい解説

斥力
せきりょく
repulsive force

2つの物体間で互いを離すように作用する力。引力対語。同符号の荷電物体間のクーロンの斥力などがある。分子を構成する2原子間や原子核内の2核子間には引力が働いているが,両者が非常に近づいたところでは斥力が働いて,それ以上に近づかないようになっている。

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世界大百科事典(旧版)内の斥力の言及

【引力】より

…二つの物体が及ぼし合う力のうち,物体を互いに近づけるような向きに働くものをいう。反対に遠ざけるような向きに働くものは斥力repulsive forceという。引力のうちもっとも普遍的なのは万有引力であり,電気(あるいは磁気)を帯びた物体間に働く静電気力(磁気力)も,異符号の電気間(磁極間)では引力になる(同符号の場合は斥力)。…

※「斥力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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