現代外国人名録2016 「デービッドリンチ」の解説
デービッド リンチ
David Lynch
- 職業・肩書
- 映画監督,画家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1946年1月20日
- 出生地
- モンタナ州ミズーラ
- 本名
- リンチ,デービッド・キース
- 学歴
- ボストン美術館附属学校中退,ペンシルベニア美術アカデミー
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章〔2007年〕
- 受賞
- 全米映画批評家協会賞作品賞〔1986年〕「ブルーベルベット」,アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ〔1986年〕,カンヌ国際映画祭パルムドール(第43回)〔1990年〕「ワイルド・アット・ハート」,サターン賞ライフ・キャリア賞(第19回)〔1993年〕,カンヌ国際映画祭監督賞(第54回)〔2001年〕「マルホランド・ドライブ」,ベネチア国際映画祭栄誉金獅子賞〔2006年〕
- 経歴
- 画家を目指し、ボストン美術館附属学校に入学するが、中退してヨーロッパに留学。15日で帰国し、ペンシルベニア美術アカデミーに入り、そこで作ったアニメーションの短編を認められ、1970年16ミリ「Grandmother」を監督。同年ロサンゼルスに移り、AFIの援助を得て’72年から5年がかりで「イレイザーヘッド」(’77年)を完成させ、カルト的人気になって高く評価される。感銘したメル・ブルックスが会社のブルックス・フィルムズの第2回作品「エレファント・マン」(’80年)の監督に起用、アカデミー賞8部門にノミネートされ、一躍脚光を浴びる。’90年「ワイルド・アット・ハート」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。’89〜91年にはテレビシリーズ「ツイン・ピークス」が大ヒットし、テレビシリーズ終了後の’92年には、「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間」が映画化された。異様な雰囲気の絵画的映像が魅力で、絵画展も開く多彩ぶりで知られる。他の映画作品に「砂の惑星」(’84年)、「ブルーベルベット」(’86年)、「ロスト・ハイウェイ」(’97年)、「ストレイト・ストーリー」(’99年)、「マルホランド・ドライブ」(2001年)、「インランド・エンパイア」(2006年)など。2006年意識に基づく教育と世界平和のためのデービッド・リンチ財団を設立。2007年春、パリのカルティエ現代美術財団で個展「The Air is on Fire」を開催、評判を呼んだ。同年ミラノ・トリエンナーレでも同個展を開催。2011年アルバム「Crazy Clown Time」を発表。著書に「大きな魚をつかまえよう―リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン」(2012年)がある。1991年2度目の来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報