とちめく(読み)トチメク

デジタル大辞泉 「とちめく」の意味・読み・例文・類語

とち‐め・く

[動カ四]あわてふためく。
「顔ウチ赤メテ―・クニヨッテ」〈天草本伊曽保・イソポが生涯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「とちめく」の意味・読み・例文・類語

とち‐め・く

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「めく」は接尾語 ) あわて惑う。うろたえる。狼狽する。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「外科の雲迫(うんき)をよふで来よと迷(トチメク)をとに隣の娘心狂(こころきゃう)じ」(出典浮世草子・諸国心中女(1686)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android