トツ・うまれる・つきでる

普及版 字通 の解説


3画

[字音] トツ
[字訓] うまれる・つきでる

[説文解字]

[字形] 象形
子の生まれ出る形。〔説文〕十四下に「順ならずして忽ち出づるなり。到子に從ふ」という。子が頭から突出して生まれてくる形である。羊の子の生まれることを(たつ)という。親羊の後ろから、羊の子が生まれおちる形。(達)はいずれもそのさまをいう形況の語である。重文字形(とつ)。に頭毛を加えた形である。

[訓義]
1. うまれる、突出してうまれる。
2. つきでる、勢いよくでる、急に出る。

[部首]
〔説文〕に部首とし、(育)・の二字を属する。(肉)を加えた形で、生子を養育することをいう。(そ)は疋(しよ)声に従い、通して無事に生まれる意。云(うん)は雲の象形で、別の字である。〔説文〕に「ち易の字なり」とあり、〔易、離、九四〕に「如として其れ來如たり、焚如(ふんじよ)たり」の(突)を、古本に作るものがあったのであろう。

[語系]
thut、凸dutは声近く、突出するものの意がある。出thjiutも声義近く、同系の語。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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