とっとっ‐と
- 〘 副詞 〙
- ① 足早に、調子をとって、刻み足で行くさまを表わす語。
- [初出の実例]「此通り心得ていふて下されと、とっとっとして出られしが、誠に忘れた」(出典:浮世草子・風流曲三味線(1706)五)
- ② =とっとと
- [初出の実例]「人が山をも馬をも不レ見してとっとっと通らば」(出典:古文真宝彦龍抄(1490頃))
- ③ ものを打つ音を表わす語。
- [初出の実例]「雨のやみばもなうふるは声がとっとっと米を打やうなぞ」(出典:玉塵抄(1563)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 