精選版 日本国語大辞典 「となむ」の意味・読み・例文・類語 と‐なむ ( 格助詞「と」に係助詞「なむ」の付いたもの )① 文中にあって引用を強める。結びの活用語は連体形をとる。[初出の実例]「名をばさるきのみやつことなんいひける」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))② 文末にあって「…ということだ」の意を表わす。「となむいふ」の「いふ」が略されたもの。[初出の実例]「見さしてかへり給ひにけりとなん」(出典:伊勢物語(10C前)一〇四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例