引用(読み)インヨウ

デジタル大辞泉 「引用」の意味・読み・例文・類語

いん‐よう【引用】

[名](スル)人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること。「古詩を引用する」
[類語]クオーテーション孫引き引き合い運用使用利用活用所用盗用悪用転用流用通用愛用援用応用逆用供用誤用充用試用常用善用適用乱用引証引例引拠引き句引き写し転載掲載登載所載満載連載訳載載せるコピーアンドペースト引き写す使う用いるかす役立てる用立てる利する

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精選版 日本国語大辞典 「引用」の意味・読み・例文・類語

いん‐よう【引用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の論のよりどころなどを補足し、説明証明するために、他人の文章や事例または古人の言を引くこと。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「朱子の註にも引用せる司馬温公の家誡」(出典:授業編(1783)一)
  3. 人を引き挙げて任用すること。〔後漢書‐党錮伝・李膺

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「引用」の意味・わかりやすい解説

引用
いんよう
quotation

自説展開補強・証明のために他人の文章を自分の文中に取り入れること。従来は借用として低く見られたが,近年は新たな創造方法として注目されている。平たくいえば,引用することによって引用されたものが新しい意味を持つということが,創造行為として評価されるようになったのである。和歌本歌取りもこの文脈で考えたい。しかし,依然として盗作や剽切 (ひょうせつ) との区分が明確でないという問題は残っている。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「引用」の解説

引用

インターネット掲示板パソコン通信フォーラム電子メールなどで、他の文章を引くこと。引用した箇所はそれを明らかにするために、「>」「>>」などの引用符を付けることが多い。

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