法則の辞典 「トマス‐エールマン偏倚」の解説 トマス‐エールマン偏倚【Thomas-Ehrman shift】 原子核のアイソスピンに関する一つの多重項に属する状態のエネルギーは互いにほぼ同一であるが,多重項内でも異なる陽子数をもつ核は,中性子と陽子との質量差や,核内のクーロンエネルギーの差などによってわずかながらエネルギーに差が現れる,これをいう. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報