トマス‐エールマン偏倚(その他表記)Thomas-Ehrman shift

法則の辞典 「トマス‐エールマン偏倚」の解説

トマス‐エールマン偏倚【Thomas-Ehrman shift】

原子核アイソスピンに関する一つ多重項に属する状態エネルギーは互いにほぼ同一であるが,多重項内でも異なる陽子数をもつ核は,中性子陽子との質量差や,核内のクーロンエネルギーの差などによってわずかながらエネルギーに差が現れる,これをいう.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android