最新 地学事典 「トリチウム-ヘリウム法」の解説
トリチウム━ヘリウムほう
トリチウム-ヘリウム法
3H-3He method
地下水中のトリチウム(3H)とその放射壊変によって生じるヘリウム(3He)の測定によって地下水年代(滞留時間)を求める方法。他の年代トレーサーが降水もしくは大気の濃度履歴との比較を必要とするのに対して,3Hと3Heの量から一義的に涵養年代を求められる点が本手法の特徴である。若い地下水の年代トレーサーとして最も年代感度が高く,1953年以降に涵養された地下水について理論的には±1年の精度で滞留時間推定が可能である。
執筆者:浅井 和由
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

