最新 地学事典 「滞留時間」の解説
たいりゅうじかん
滞留時間
一般的には,湖沼や帯水層などの定常状態にある任意の水文システムにおける貯水量が入れ替わるのに要する時間を意味する。一方で,水の年代(平均年代)を示す場合にも用いられている。後者の場合,降水や河川水・湖沼水などの地表水が地表面から地下へ浸透して,地下水面に到達したときを0(ゼロ)とし,地下水が流動してある地点に到達するまでに要した時間のことを指す。ただし,地下水面までの深さ(不飽和帯)が特に厚い場合には,この分を考慮する必要がある。参考文献:山中勤ほか(2020) 水文・水資源学会誌,Vol. 33: 156
執筆者:藪崎 志穂
参照項目:浸透
参照項目:地下水の年齢
参照項目:年代測定(地下水の)
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

